化粧品には不可欠な成分「キレート剤」って知ってる?その役割と副作用とは…

毎日化粧品の成分には肌を美しくする成分や化粧品を劣化から守る成分など、色々な成分が含まれています。
何気なく使用している化粧品には、意外と知られていない成分も多くあります。

今回は、その中の「キレート剤」について詳しくまとめてみましたので、ぜひ参考にしてみて下さい。

キレート剤とは?

疑問を持つ女性

キレート剤は「金属封鎖剤金属イオン封鎖剤」など色々な名前で呼ばれており、水分に含まれるカルシウムやマグネシウムなどミネラルイオンを「捕まえる」成分です。
※キレートはギリシャ語で「カニのハサミ」という意味を持っているそうです。

 

以下、主なキレート剤です。

  • エデト酸(EDTA)
  • エデト酸塩
  • エチドロン酸
  • L-アスパラギン酸二酢酸(ASDA)
  • L-グルタミン酸二酢酸
  • クエン酸
  • フィチン酸

ミネラルイオンによる化粧品の酸化「変質変色変臭」などを防止し品質の低下を抑えることができます。化粧品以外にも食品や洗剤などにも使用されており、品質を保持する目的の成分です。

また、ミネラルが含まれている硬水はカルシウムなどの影響で泡立ちが悪くなるので、洗浄力が低下してしまいます。
キレート剤を洗剤に配合することにより、その問題を解決することが可能です!

キレート剤の特徴

■エデト酸(EDTA)
エデト酸は旧指定成分で、さらに化学物質管理法の施行時に「変異原性、経口毒性、水生生物への毒性」があることから、第一種化学物質の指定を受けた成分です。

簡単に説明すると、エデン酸は環境中でほとんど分解されず、人体や環境への悪影響があるということです!
動物の死骸などは、土に埋めると微生物などがそれらを分解し土となって消えていきますが、エデン酸は自然の力で分解することが無理!ということなんですね。

欧米など水質が硬水の地域では、キレート剤(エデト酸)が含まれた化粧品や洗剤などが多く販売されていました。
硬水の石鹸は泡立ちが悪いために、キレート剤で泡立ちを良くしていたのです。しかし、それが飲水に含まれてしまうことが問題になってしまい、欧米ではエデト酸の配合が禁止されました。

■エデト酸塩
基本的な性質はエデト酸と同じですが、エデト酸塩の方が水に溶けやすいという特徴があります。

■エチドロン酸
エデト酸などが化学物質管理法に指定されたため、エチドロン酸が使用されるようになってきました。
刺激性は比較的に弱いのですが、有機リン化合物には神経系や呼吸器系への悪影響があるものが多いため、エチドロン酸にもその危険性があるのです。ですが、配合量は極めて少ないので、それほど心配するものではありません。

■クエン酸
レモンやミカンなどの柑橘類に含まれている酸味成分で、天然に広く存在する有機酸の一種になります。
安全性が高く、食品などにも使用されています。

化粧品に使用されているキレート剤の役割と特徴

化粧品

化粧品に使用されているキレート剤は

  • EDTA
  • クエン酸
  • フェチン酸

などがあり、金属イオンを不活性にします。
化粧品の有効成分と金属イオンがくっついてしまうと、水に溶けにくくなってしまいます。

それを防ぐために、金属イオンを抑えるキレート剤が化粧品には必要不可欠なのです。

もし、キレート剤が入っていない化粧水だと、化粧品の有効成分と金属イオンがくっついてしまい、化粧水の効果が発揮できず、有効成分が底に沈殿してしまうことも…

ほんの少しの金属イオンが含まれているだけでも、化粧品の効果に大きな影響を与えてしまいます。

品質のことを考えると、旧表示指定成分のEDTAはちょっと怖い…
と感じると思いますが、多くのメーカーがEDTA以外の成分の使用を行っています。

とはいえ、EDTAが必要な場合は使用されていることもありますが、今では研究が進んでいるのでそれほど心配することもないでしょう!

キレート剤の副作用について

メリット・デメリット

キレート剤の目立った副作用についての報告は今の所報告されていません。
各成分によっては、肌のピリつきなどが起こる場合もありますが、使用されている成分の含有量は0,01%以下と極端に少ないので、敏感になるほどではないでしょう。

とはいえ、万が一キレート剤の影響で肌に異常が出た場合は、使用を止めて皮膚科を必ず受診してくださいね。

先程も紹介しましたが、欧米ではエデト酸(EDTA)の使用が禁止されていますが、日本では色々な商品にエデト酸(EDTA)が使用されています。

そのため、水道水にももちろんエデト酸(EDTA)が紛れ込んでいます。ですが、欧米に比べるとその量は格段に低いので、健康被害に発展することは殆どないとされています。

そのため、日本でのエデト酸(EDTA)の規制は行われていないのが現状です。

まとめ

いかがでしたか?

化粧品以外にも食品や洗剤などに含まれている「キレート剤」ですが、化粧品の品質を維持するためには必要不可欠な成分になります。副作用なども確認されていないので、敏感になる必要はないでしょう。

この機会に、あなたの化粧品に含まれているキレート剤がどの様な成分かチェックしてみてはいかがでしょうか?

 

 

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