化粧品に含まれている「増粘剤」知ってる?その効果と役割とは

増粘剤という言葉、聞いたことありますか?
ほとんどの化粧品に含まれている、増粘剤ですが…

実は多くの方が知らない成分なのです。

今回は、そんな増粘剤について、効果や役割をまとめてみましたので、ぜひ参考にして頂ければと思います。

増粘剤とは?

疑問を持つ女性

増粘剤とは、簡単にいうと「水溶き片栗粉」のようにとろみをつける成分のことです。
その中でも多くの商品に使用されている増粘剤が「カルボキシビニルポリマー」と言い、乳化タイプの乳液などに使用されています。

気になる方は、使用している化粧品の成分表示をチェックしてみてください!
必ず表記されているかと思います。

そんな増粘剤ですが、化粧品には無くてはならない存在で、増粘剤が無くなると色々な不都合が起こってしまいます。

増粘剤の役割

増粘剤の入った化粧品

増粘剤には3つの重要な役割があります。

  • 化粧品を安定させる
  • 使用感を演出
  • 使いやすさ

この様な役割を担っているのです!
それぞれを詳しく見ていきましょう。

化粧品を安定させる

乳液などの乳化物は安定性が低いと、水と油に分離してしまいます。

分離してしまうと、乳液としての効果を発揮することができないので、メーカーはそれら問題が起こった乳液を全て回収しなければなりません。

そうなってしまうと、多額の回収費と消費者の信用を失ってしまいます。
なので、不安定な化粧品を販売してしまうとメーカーも消費者もどちらも良いことが無いのです。

そのために、メーカーは化粧品の安定性を向上させるために色々な策を講じています。
その1つが「増粘剤」の配合なのです!

乳化物などで粘性が低いと、分離する可能性が高くなってしまいます。
分離を防ぐために「増粘剤」を配合し粘性をもたせているのです!

使用感を演出

保湿を目的とした化粧水で、水のように粘性が低いものと、少しとろみのあるものだと、あなたはどちらを選びますか?

粘性が低いものより、とろみがある方が、保湿効果が高い気がするかと思います!

この様に、「保湿」という効果を使用する前からユーザーに伝えるために、「使用感を演出」する目的で増粘剤が配合されているのです。

使いやすさ

化粧水やクレンジングの粘性が低いと、手から流れ落ちてしまい、使いにくいと感じたことがあるかと思います。

その様な化粧品は、顔に使用してもボタボタ垂れてメイクを上手く落とせなかったりと…使用感はよくないですよね。

この化粧品に増粘剤で、とろみを付けることにより「使いやすさを向上」させることができます。

増粘剤は2種類に分けられる

増粘剤の種類

増粘剤は色々な役割がある中で、水系と油系この2種類のタイプに分けることができます。

 

それぞれ、代表的な増粘剤について詳しく紹介していきます!

水系の増粘剤

■カルボキシビニルポリマー(カルボマー)
増粘剤の中で、最も多くの化粧品(化粧水や乳液)などに配合されている水系増粘剤です。

使用している、化粧品の成分表を見てみると配合されているかと思います。

カルボマーが、多くの化粧品に使用されているのは、他の増粘剤と比べて、増粘能力が高いためなのです
少ない量でも、化粧品に粘土をもたせることができるので、その他の有効成分の邪魔をすることがないのです。

■キサンタンガム
カルボマーの他に、水系の増粘剤で「キサンタンガム」という成分があります。

キサンタンガムは、ベタつきが強いので粘土をもたせるほど大量に使用することはできません。
極端に使用感が悪くなってしまいます…

そのためキサンタンガムよりカルボマーの方が使い勝手が良いので、好まれます。

なら、カルボマーだけで良いのでは?
と思ってしまいますよね。

カルボマーは増粘能力の高さと、使用感の良さがメリットですが、1つだけデメリットがあります。
それは…「電解質」が存在する化粧品に使用しても粘土をもたせることができないのです。
※電解質=塩化ナトリウムや一部のビタミンC誘導体など

化粧品の中には、電解質を配合する場合があるので、その際はキサンタンガムを使用するケースもあります。

油系の増粘剤

油系で、一番有名で一番使用されているのが「デキストリン系」の増粘剤です。
リップグロスには、必ず配合されています!

水系の増粘剤の対象は「水」ですが、油系の増粘剤の対象は「様々な油」が増粘の対象になります。

そのため、どの様な油を増粘させるかによって、増粘剤のタイプが変わってきます。

 

先程、例に出したリップグロスはツヤを出すための油を配合していますので、デキストリン系の増粘剤が適しているということです。

その他にも、オイルクレンジングの使用感を向上させるために、デキストリン系はもちろん、ステアリン酸イヌリンという油溶性の増粘剤も用いられています。

 

まとめ

いかがでしたか?

なかなか、耳することのない増粘剤ですが、私たちが使用する化粧品には必要不可欠な成分なのです。
この機会に、どの様な成分が含まれているかなど、自身で調べてみると化粧品の効果を今まで以上に引き出せるかもしれません!

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